身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ

 

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」

 

この言葉は何度も見てきたし

 

含蓄のあるフレーズでもある。

 

一般的な解釈として辞書には

 

「捨て身の覚悟で取り組めば、危機を脱し活路を見いだせる」という解釈が書かれている。

 

うん

これもありです。

 

でも

ここままだと

その時は危機を脱しても、

何度も何度も繰り返すわけで

普遍的な悟りの心境までは至らないようですね。

 

真の捨て身を手に入れたいと思う者には

まだこの段階だと真の解放はされていないですよね。

 

長年生きてくると

本当の捨て身を手に入れて

極めて見たいと思えてきてね。

 

やはり「身を捨ててこそ」の意味を深めてみたいですよ。

 

もっと普遍的に

とらえてもいいんじゃないかなって。

 

「名も、身も、すなわち私を捨てて、あるいは、私など無かったと気づいて、初めて解放されて、今まで刷り込まれて、信じ込んでいた様々な重しがまぼろしであったと一瞬の内に理解し、重く溺れかかっていた心と身体が浮かんでいることに気づく、

いや、出くわす」という意味の方が経験上「真の解放を暗示する」と思うのだが。

 

言葉では書けていても

実体験となると難しいですな。

 

覚悟が必要ですよね。

 

 

どちらにしても

浮かぶ瀬も在るの

 

前に

 

捨てる身があるのですよね。

 

それも実は

在ると思っているだけなのかも知れないですね。

 

刷り込まれて来たんですよ。

 

人それぞれだから

どうでもいいんだけどね。

 

浮かぶ瀬には思いのほか出くわしているのかも。