ひとつ星の恋

2014.11.29


先日23日日曜日のNHKBSプレミアムドラマ

「ひとつ星の恋〜天才漫才師 横山やすしと妻」前編が放映されました。


明日の30日22:00からは後編が流れるようです。


「一ツ星」は横山やすし作詞 きくち寛作曲で

もうずいぶん前に当時専属していた日本クラウンから依頼があり、誰の作詞かも判らずにその詞に曲を付けました。

確か1980~81年の頃だったと思います。

そして横山やすしさんが歌うことも後から知りました。


レコーディング当時はやっさんは飛ぶ鳥を落とす程の人気で全盛期だったはずです。


見本盤のシングル・レコードが出来上がって発売日も決まっていましたが、やっさんが自粛しなければならない事件に関わり、発売されませんでした。


その後、再びシングルCDをレコーディングすることになり、やはり発売日も決まりサンプルCDも出来たのですが、今度は息子さんのことで再び自粛する事になりました。


その後の横山やすしさんはいろんな状況の中で吉本興業を解雇され亡くなりました。


その出棺の時に「一ツ星」が流れたのをTVで観ました。


横山さんのご自宅の仏壇の前でギターで「一ツ星」を歌いました。


追悼盤として日本クラウンからきくち寛の「一ツ星」も発売されました。


この歌は様々な困難を通り抜けて今回のドラマとして陽の目を見たように思います。


同時にやっさんの本当の人柄も多くの人びとに知ってもらえたようで「良かったね」と思いました。


やっさんは人情味の溢れた人だと思っています。


初めてカセットテープに録音した「一ツ星」をタクシーの中で聴かれて泣いていたとディレクターから聞きました。


そして何度かご本人から自宅に電話をもらいました。


引っ越しして電話番号をお伝えしていなかったことをひどく電話口で叱られました。


正直な人だったとも思います。


破天荒な天才漫才師「横山やすし」を演じていたのだろうと思います。


絶頂期に回りに集まってきた人は後半は多くは裏切る人でもあったと思います。


そのすべてを知って辛かっただろうなと思います。


やすしさん没後ライブで「一ツ星」を歌う度に「喜んでくれている」って感じていました。


30日の後編でやっさんの「一ツ星」全編流れてくれたらきっとやっさんはものすごく喜ぶと思います。


不遇な道をたどり不思議なご縁をつないでくれた「一ツ星」を今後もライブで歌うことになると思います。


11/30日曜よる10時から一時間のBSドラマを日本中の人が観てくれることを願います。


横山やすしさん「良かったですね」