2012.1.22
自分の作品に「地球の詩」があります。
漆黒の虚空に浮かぶ青く輝く地球のことを歌った詩です。
母なる大地と海は絶妙なバランスの上に存在している。
むろん宇宙そのものが絶妙な理(ことわり)の中で
運行されている。
植物も微生物も魚も人間も生きとし生けるもの
鉱物に至るまで全てに貫いている力がある。
どれひとつとして
その創造主のエネルギーの中で存在せぬものは無い。
地球には地球の魂が存在し
その管轄下で私たちを慈しんでくれている。
そのことを忘れているのか
考えも及ばないのか
人間は環境を破壊し続け殺戮を繰り返し
地球を痛め続けている。
海洋深層水は大切な地球の浄化システム。
体内を巡り続ける血と同じ役目。
気がついて欲しい。
それが汲み取られ続けている。
殺戮
これは人間同士の戦争だけではない。
家畜と称して一日にどれだけの命が殺されているのか
人間の多くは知ろうとしない。
自分の口に入る動物たちの命をモノとしてしか感じない。
全宇宙で毎日これほど殺生が繰り返される星は
他にあるのだろうか。
鯨やイルカを殺さないでと訴える国の国民が
豚や牛や鳥を毎日殺し続けて食べている。
自分で殺さなくても間接的に殺している。
地球は泣いている。
(太陽は怒っている)
(月は長く悲しみに染められてしずんでいる)
(星は時期の到来を待っている)
その思いが聞こえる気がする。
私は長いこと完全菜食をしている。
子供の頃
学校の給食に出た肉を
苦労して飲み込んでいる友だちを見た。
命を頂くんだから「いただきます」って
感謝するんですよと
偽りの言葉をもっともらしく教えられた。
食糧危機が叫ばれている。
収穫される穀物の多くは
家畜の飼料に消えている。
地球温暖化
大きな原因に砂漠化がある。
アマゾンの森林が少なくなっている。
家畜を飼うための土地を広げるために砂漠化する。
家畜の糞尿は地下水へ入り込む。
汚染された土地は木が再生しない。
だから伐採され続ける。
雨の降らない悪循環が
遠い場所の砂漠化を誘発する。
遺伝子操作されたものを食すると
もともと無い情報を取り込んで脳が混乱する。
対応が出来なくなり異常が起こる。
家畜を早く商品にするために成長ホルモンを与える。
鶏の餌にも抗生物質
養殖の魚にも抗生物質
食すれば、それらがダイオキシン等の
環境ホルモンとなり海洋に溢れる。
魚を食する日本人の母親の母乳は
ダイオキシンが世界一多い。
成長ホルモンは子供を蝕んできた。
母なる地球の浄化するシステムが
壊れかけているので生きとし生けるもの全てが
狂い始めてしまった。
「飯綱高原にて」の歌にも書いたが
プラス・マイナスを行き交うだけの人間は
損得に振り回されて大切なゼロの理(ことわり)を
見つけ出せないでいる。
ゼロ位置に立ち続けることが大切
損や得では測れない立ち位置がある。
日本はそのゼロ位置を自然の中に見出して来た民族だった。
そのゼロの存在を静かに見せてくれる日本の自然。
四季があり、雨が降り、水は豊かだった。
ゼロは「無」ではなく
満ちあふれていた。
人も同じ様にゼロを持っていた。
時にマイナス領域にいても
ゼロに戻れば良かった。
中学生の時に習った数学で
x.y.zの図がある。
横に書かれたx軸にプラスとマイナス
縦に書かれたy軸にプラスとマイナス
交差するゼロ地点を通り前後にz軸を書き
やはりプラスとマイナス
これを心の図だと思えば分かりやすい。
心がマイナス状態が続く時は
図のどの領域にいるのか。
マイナスの状況からプラスになろうとして
どんなにもがいても
いきなりプラス領域には行きづらい。
ゼロ位置にいると
プラス領域に入りやすい。
心がマイナスな時はプラスに行こうとしないで
一度ゼロになってみればいい。
一度手放せばいい。
今いる領域でゼロ軸をたてればいい。
明け渡せばいい。
欲があるからマイナス感じるのだから
怒りも愚痴も出てくるんだから
一度元の欲を手放せばいい。
ゼロになってみればいい。
そしてプラス領域に足を伸ばせばいい。
プラス領域にいても必ずゼロ位置に戻ること。
これも忘れないで、欲深くなるから。
心を深くして手放すことがゼロにいるポイント。
日本は過去にゼロを生きる経験を積んだ魂の集団。
ムーの時代だったのか、
もっともっと前だったのだろう
天(創造主)と一体になっていたのだろう。
DNAの中にその記憶を秘めている。
既にそのDNAにスイッチが入ったものもいる。
世界が生きる術を見失った時に
魁(さきがけ)となって世界を導く役目があると感じる。
母なる地球は現在の大陸の姿を全て日本の姿に表わしている。
北海道・本州・四国・九州・島々の姿に表わしている。
****イメージとして****
深く深くなれ、
損と得に振り回されるな、
忘れている記憶を言葉にせよ、
地球の慈しみの言葉を自分の言葉にせよ、
あなた方のごく一部の人に
宇宙から観る地球の美しさを体験させてきました。
それは、あなた方に同じ様に感じて欲しかったからです。
その写真は既にあなたにも見せてあります。
私の姿を見せてあります。
思い出してください。
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漆黒の虚空に浮かぶ
青く白い地球に抱(いだ)かれていることを。
そのことを映像としてイメージしなさいと
幾度も言われているように感じてしかたがない。
「地球の詩」のエピローグ
2012.1.22 きくち寛